界面活性剤って!?【トリートメント剤編②】
W.O.P!をご覧になっていただいている方に楽しくキレイになれる情報をお伝えするBIHATSUです
前回に引き続きトリートメント剤の界面活性剤についてお伝えします
前回のおさらい
前回はトリートメント剤に入っている界面活性剤についてお伝えさせて頂きました
基本的にはプラスの性質を持ったカチオン界面活性剤を使用し髪のマイナス(ダメージ)の電荷を帯びた部分に結合し補います
今回はさらにトリートメントを構成している成分について深くお伝えさせて頂きます
トリートメント配合成分
トリートメント剤には基本的に6種類の成分で構成されています
今回はその代表成分の役割を解説し細かく成分名まで絞っていきます
①カチオン界面活性剤
【働き】
静電気防止作用、毛髪を柔らかくしっとりさせる
【代表成分名】
ステアルモリモニウムプロミド
セトリモニウムプロミド etc.
②クリーム基剤
【働き】
クリーム状トリートメントのベース剤
【代表成分名】
セテアリルアルコール
セタノール
③ノニオン界面活性剤
【働き】
油性成分を可溶化、乳化する作用
【代表成分名】
セテス–2,6,10,15,20
オレス–2.10.15.20
④コンディショニング剤
【働きと分類】
油性、脂性成分のものとシリコン、高分子ポリマーにさらに分けられます
油性成分のものは油性成分を補いしっとりなめらかにする作用 艶をだす
脂質成分はCMC成分を補い保湿性を高める作用
シリコン等は滑り感を高める作用 毛髪保護効果
【代表成分名】
・油性、脂性成分
オリーブ油 、スクワラン、ダイズステロール、セラミド3
・シリコン等
ジメチコン、ポリオクタニウム–10、キトサン
⑤加水分解タンパク、アミノ酸成分
【働き】
毛髪保護効果、弾力や保湿効果
【代表成分名】
加水分解ケラチン、加水分解コラーゲン、加水分解シルク、加水分解コムギ
etc.
⑥pH調整剤
【働き】
pHコントロール効果、アルカリ中和作用
【代表成分名】
リンゴ酸、クエン酸、乳酸、コハク酸
まとめ
上記の成分でトリートメント剤は構成されています
その中でも界面活性剤は二種類使われておりそれぞれの役割を果たしています
基本的には髪のダメージ具合や髪質によりトリートメントを使いわけられていると思います。
上記の成分の配合や量により用途が変わってくるので今のトリートメントが合わない等を感じる方はぜひご担当の美容師さんやトリートメントの配合を見てみてはいかがでしょうか?
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