大丈夫!?酸性染料と酸化染料の違い

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今回は少し専門的な情報ですが、ゴチャゴチャになりがちな酸性染料と酸化染料についての内容です 名前は似ていても全く違う剤なので知っている方も知らない方も再度確認しておきましょう



酸性染料について

酸性染料は、マイナスの電荷をもち電気的な力で髪のプラスの電荷と結合します。また酸性染料は染料粒子が大きいのでキューティクルの隙間を通過できません染まり方はリング染色という髪の外側だけにしか染まらない状態となります そのため褪色が早くなります(3~4週間)

染料の特性上、非常に色が鮮やかですが、褪色が大きく特に髪が濡れている状態のときには色移りが大きくなるので注意が必要です

また頭皮や肌にも染まりやすい性質があり、付着したまま放置すると色が落ちにくくなり、専用のリムーバー等で角質層を溶解させながら脱染しなければなりません リムーバー使用後はしっかりとすすいでください



酸化染料について

いわゆる使用頻度の高いアルカリカラーにあたります 酸化染料は粒子が酸性染料などより小さいですが簡単には毛髪内部へ浸透はできません ただしアルカリ剤や界面活性剤の働きで毛髪内部まで浸透し、2剤の過酸化水素の分解で発生した強力な酸化力により染料が酸化され手と手を結び長い鎖のようになり発色します

毛髪内部でできた長い鎖は粒子が大きい為簡単に毛髪外部へは出にくく、いつまでもとどまっている為色持ちが良好となります



まとめ

いかがでしたでしょうか?

それぞれにメリットやデメリットがあり使い分けが必要となります

知っていたという方も知らなかったという方もそれぞれの特徴を再度理解しておきましょう

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