【カメラ部】躍動感の決め手はシャッタースピード

一眼レフ初心者が少しずつカメラの使い方を学んでいくカメラ部です。 目指せ!一人でスタイル撮影!を目標に試行錯誤しながらカメラと向き合っていきます。 



こんにちは、W.O.P!編集部の池田です。

前回の記事では、一眼ならではの魅力であるボケ感について学びました!


f値とよばれる絞りを操作することによって、背景のボケ感が操作できるんでしたね。

こんな感じです。


f値の操作を覚えた池田は、調子に乗って意味もなく背景ボカしまくった写真を撮りまくりました。


背景がボケていると商品写真もいい感じに撮れますね。


これは先輩にもらった謎のクマです。

そんなに可愛くないこのマスコットも、背景がボケているおかげでなんかいい感じに見えますね。


本当はガチャガチャの景品なのですが、プレミアがついてるレトロ人形っぽく見えます。


f値の偉大さを実感できました。




実は、もう一つ憧れている写真があるんです。


それは、



こういう躍動感がある写真!!!


人の動きが分かるこういう写真に憧れてます!

こんな写真を撮るためには一体どうしたらいいんだ…?




決め手は「シャッタースピード」


シャッタースピードとは、その名の通りシャッターが開いている時間のことです。 


シャッタースピードは1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。

カメラのこんなところに書いてある数字です。

これはシャッタースピードが1/200ということになります。


シャッターボタンを押すと『カシャ!』って音がなりますね。

この音が鳴っている間はシャッターが開いています。

『カッッシャン!!』とゆっくりな音になっているときはシャッタースピードが遅くなっている時です。



シャッタースピードで変わるもの

シャッタースピードを操作することで、写真にどんな変化がみられるかというと、2つあります。

それは、

1.明るさ
2.ブレ感

この2つがシャッタースピードによって操作できます。



明るさ


シャッタースピードが速いとシャッターを切るまでの時間が短くなるので、カメラが取り込むが光量は少なくなります。

そうなると暗い写真になります。


逆に、シャッタースピードが遅いとシャッタースピードが遅くなればなるほど、光量がいっぱい入るので明るい写真になるわけです。


実際にシャッタースピードを操作して撮り比べてみました。



撮影モード

オート撮影を封印しておりますので、今回はシャッター速度優先モードで撮影します。

メーカーによって表記は違いますが、SもしくはTvと書いてあるモードです。


シャッタースピードだけ自分で選んで、絞りはカメラにお任せ!

感度は自分で選んでもいいし、オートにしてもOK。

高速で動くものをくっきりと撮影したいとき、わざとブレた写真にして迫力を出したいときにおすすめのモードです。


さっそく撮り比べてみました。



シャッタースピード1/125

びっくりするくらいおじさんにピントが合っていませんが、今注目すべきなのはそこではありません。

写真はまあまあの明るさですね。



シャッタースピード1/2000

続いて早いシャッタースピードで撮影しました。

絶望的に暗いですね。

残業終わりの深夜、公園のベンチで一人ふけっているおじさんのような仕上がりです。



シャッタースピード遅い=明るい写真

シャッタースピード速い=暗い写真

になることが分かりました。




ブレ感


続いてはブレ感についてです。

シャッタースピードが速いと、動いている被写体を止めて写せます。

シャッタースピードが遅いと、シャッターが開いている間にカメラが動いて手ブレになったり、被写体が動いて被写体ブレになったりします。


シャッタースピードが速いほど動いている被写体をブラさずに写し止めることができ、手ブレも少なくできます。 

逆に、シャッタースピードを遅くすることで、水の流れなど被写体の動きを表現することができます。

こういう動いている人がブレている写真は、遅いシャッタースピードで撮った写真ということですね。



こちらも実際に撮り比べてみましょう。


今回は

左のコップに右のティーポットで水を入れていくシーンを撮影します。




シャッタースピード1/250

水を注いでいる途中なのですが、まるで水が止まっているかのように見えますね。

これが動いている被写体をブラさず写し止める。ということです。



シャッタースピード1/2

シャッタースピードを遅くして撮ってみると、今まさに水を注いでいる躍動感が伝わる写真になりました。

これが被写体の動きを表現する写真です。


シャッタースピ―ドを遅くすると、写真が明るくなりますが、その分ブレやすくなるということですね!

手ぶれを避けたい方は1/250くらいからスタートするのがよさそうです。


シャッタースピード早くする=ブレにくい
シャッタースピード遅くする=ブレやすい

ということが分かりました。




まとめ


シャッタースピードを変えて撮ると、ブレ感だけでなく明るさも変わるということが分かりました。


動いているものの躍動感を伝えたいときはシャッタースピードを遅くすれば良いんですね!


あまり操作してこなかったシャッタースピードでしたが、明日から早速シャッタースピードを使いこなしてみようと思います。


次回は「目で見た色味と違う!そんな時は?」です



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